光熱費の季節差で節約の温度差が生まれる前に決めたいこと
電気・ガス・水道は、季節によって請求額が大きく変わります。何も決めずに使い始めると、節約したい側と気にしない側の間に溝が生まれやすくなります。この記事では、分け方と温度差をやわらげる工夫をまとめます。
自分たちの金額で計算してみるなぜ光熱費はもめやすいのか
- 月ごとに金額が変わる。 冷暖房を使う時期は請求額が上がりやすく、「今月は高い」と感じる月が出てきます。
- 使い方は人によって違う。 在宅の時間、冷暖房の設定温度、お風呂やシャワーの使い方など、生活のくせの違いが金額に表れます。
- 誰がどれだけ使ったか分かりにくい。 食費のように買ったものが見えないため、「自分は節約しているのに」という不満がたまりやすくなります。
誰が払うかの決め方は3つ
| 方法 | しくみ | 気をつける点 |
|---|---|---|
| A. 担当を決める | 光熱費をどちらか一人が払う | 払う側に高い月の負担が集まる。使い方の温度差が不満になりやすい |
| B. 割合で分ける | 毎月の請求額を決めた割合(折半や収入比例など)で分ける | 毎月の精算に手間がかかる |
| C. 年間の平均を毎月入れる | 年間の請求額の平均を月ごとの定額にして、生活費の項目に入れる | 最初に平均を見積もる必要がある。年末にずれが出たら見直す |
おすすめはCです。 季節による増減がならされて、毎月の負担が安定します。ツールの光熱費の項目に平均額を入れておけば、ほかの生活費と同じように分け方を比べられます。
平均額の出し方
- 直近1年分の請求額を集めます(アプリやWebの明細で確認できます)。
- 電気・ガス・水道それぞれの1年分を足します。
- 12で割って月ごとの平均を出します。
- 平均より多く払った月の分を少ない月にまわすイメージで、毎月同じ額を生活費に入れます。
入居したてで1年分の明細がないときは、最初の数か月の請求額と季節の増減を考えて、少し余裕を持たせた金額を仮に決めます。半年後に見直しましょう。
例: 年間の合計が24万円なら、月の平均は2万円です。収入に比例して28:22の割合なら、2万円を1.12万円と0.88万円に分けます(金額は説明のための例です)。
節約の温度差をやわらげる工夫
- 月に1回、請求額を見せ合う。 お金の話をする日に、請求額をふたりで確認します。
- 「ここまでは使っていい」という線を決める。 たとえば、冷暖房は我慢しすぎない。その代わり、使っていない部屋の電気は消す。ふたりが納得できるルールにします。
- 上限の目安を決める。 「この額を超えた月は使い方を見直そう」という目安があると、責め合いになりにくくなります。
- 節約したい側の気持ちを受け止める。 気にしない側も請求額を見て、「そうなんだ」と受け止めます。数字をいっしょに見るだけで、空気が変わることがあります。
ほかに先に決めておきたいもの
- 日用品(洗剤やトイレットペーパーなど)を誰が買うか、どちらの財布から出すか
- インターネット回線や動画配信などのサブスクを、共通にするか個別にするか
- 引っ越し直後のガス・電気・水道の契約名義と支払い方法
項目の線引きは同棲の生活費、何を共通にする?でくわしく書いています。運営者の体験談はわが家の生活費の分け方にあります。
よくある質問
どちらかが在宅で光熱費が多くかかる場合は?
在宅の時間が長い側の使う量が増える場合は、その分を割合に反映するか、「在宅の人が少し多めに持つ」など、ふたりが納得できる形を話し合ってください。
平均で払うと、月ごとの使いすぎに気づきにくくなりませんか?
その面はあります。月に1回請求額を確認する習慣と組み合わせれば、使いすぎにも気づけます。
ふたりの負担額を計算してみる