収入差があるカップルの家賃の分け方
家賃は、生活費の中でいちばん大きな支出です。分け方によって、ふたりの負担感が大きく変わります。ここでは、家賃の分け方の考え方を、同じ条件で比べながら整理します。
自分たちの金額で計算してみる家賃の分け方は、大きく4つ
- 折半: 半分ずつ出します。
- 収入に比例: 手取りの比で分けます。
- 部屋の使い方で分ける: 個室の広さや、仕事部屋の有無などで分けます。
- 家賃だけ別のルールにする: 家賃は収入に比例、そのほかの生活費は折半、のように、項目ごとに分け方を変えます。
同じ条件で、比べてみる
次の条件で比べます。金額は、説明のための例です。
- Aさんの手取り: 28万円 / Bさんの手取り: 22万円(月)
- 家賃: 10万円 / そのほかの生活費: 10万円(月)
| 分け方 | Aさんの家賃 | Bさんの家賃 | 生活費全体の負担 (A / B) |
|---|---|---|---|
| 家賃も生活費も折半 | 5万円 | 5万円 | 10万円 / 10万円 |
| 家賃も生活費も収入に比例 | 5.6万円 | 4.4万円 | 11.2万円 / 8.8万円 |
| 家賃だけ収入に比例、ほかは折半 | 5.6万円 | 4.4万円 | 10.6万円 / 9.4万円 |
収入に比例は、手取りの比(28:22)で分けた場合です。
家賃だけを収入に比例させる方法は、大きな支出である家賃には収入の差を反映して、日々の食費や日用品は、シンプルに折半できる、という中間の形です。負担の差が、大きくなりすぎにくいので、「収入に比例は、少し偏りすぎる」と感じるふたりに、選ばれることがあります。
部屋の使い方で分ける場合
ふたりの部屋の使い方に、差があるときは、金額だけでなく、部屋の使い方も考えに入れられます。
- それぞれの個室の広さに、差がある
- 片方が、在宅で仕事をするために、部屋を多く使っている
- 片方の荷物や趣味の道具が、共有スペースを多く使っている
この場合は、「個室の面積の比」や、「使っている面積の比」で、家賃を分ける方法があります。ただし、計算が細かくなりすぎると、続けにくくなります。「だいたいの割合」を決めて、6:4や、55:45のように、切りのよい数字にするのが、続けやすいコツです。「ふたりの割り勘シミュレーター」の、スライダーで、割合を動かして、金額を確かめられます。
家賃の目安について
「家賃は手取りの3分の1程度」などの目安が、よく語られます。これは、あくまで一般的な目安で、地域、家族構成、ほかの支出、貯金の考え方によって、適切な割合は変わります。ふたりで暮らす場合は、ふたりの手取りの合計に対する家賃の割合と、それぞれの負担割合の、両方を見るとよいです。
決めるときに、話し合っておきたいこと
- 契約の名義は、誰か。 賃貸契約の名義人は、契約上の責任を負う立場になることがあります。名義人と、実際に家賃を出す割合が、違ってもかまいません。ただし、支払いが滞ったときの対応を、ふたりで話しておくと安心です。
- 更新料や、引っ越しの費用は、どう分けるか。 毎月の家賃と同じ割合にするのが、分かりやすいです。
- 収入が変わったときに、見直すか。 昇給、転職、休職などで、割合が変わる可能性があります。見直しの時期を、先に決めておきます。
- 家賃の引き落としは、どちらの口座か。 管理方法は、共有口座と、それぞれの口座、どちらがいい?で、比べています。
よくある質問
収入が同じくらいなら、折半でいい?
収入が近いなら、折半で、納得できることが多いです。ただし、部屋の使い方に、大きな差がある場合は、その点も、話しておくと、あとで、もめにくくなります。
家賃と、ほかの生活費は、同じ分け方にしなくてもいい?
かまいません。家賃だけ、収入に比例させて、ほかは折半にするなど、項目ごとに、分け方を変える方法もあります。まず、ツールで、複数の分け方を、並べて比べてみてください。
ほかの生活費の分け方は、生活費の分け方ガイドで、3つの方法を、比べています。何を生活費に入れるかは、同棲の生活費、何を共通にする?で、まとめています。
ふたりの負担額を計算してみる