収入が変わったときの分け方の見直し方
昇給、転職、休職、独立。収入は暮らしの途中で変わることがあります。決めた分け方をいつどう見直せばよいか、手順をまとめます。
自分たちの金額で計算してみる見直しが必要になりやすい場面
- どちらかが昇給・昇進した
- 転職して収入が増えた、または減った
- 育休や休職、退職などで一時的に収入がなくなった
- 独立やフリーランスになり、収入が月ごとに変動するようになった
- ボーナスの有無や金額が大きく変わった
- 子どもができるなど、暮らし方が変わった
こうしたことが起きても、すぐに分け方を変える必要はありません。ただ、「一度話し合う機会を持つ」ことだけは忘れないようにするのがコツです。
見直しの手順
- 1. 新しい手取りを確認する。 昇給後の給与明細や転職先の想定年収から、月の手取りの目安を確認します。
- 2. 「ふたりの割り勘シミュレーター」に新しい金額を入れ直す。 これまでと同じ分け方を選んだまま、金額だけ更新します。
- 3. 負担額がどう変わるかを見る。 前と比べて増えたか減ったかを確認します。
- 4. 分け方そのものを変えるかも話し合う。 収入差が大きく変わった場合は、「折半のままでよいか」「収入に比例に変えるか」もあわせて検討します。
- 5. いつから新しい金額にするかを決める。 「来月から」など区切りを決めると分かりやすくなります。
収入が減ったとき、増えたときの話し方
収入が減ったとき(休職や転職直後など)
負担を一時的に減らす、または免除する調整が必要になることがあります。「そのぶんをあとで多めに払う」「回復するまで相手が多く持つ」など、無理のない形をふたりで決めてください。一時的な措置だとはっきりさせておくと、あとで話しやすくなります。
収入が増えたとき(昇給や転職など)
負担の割合を増やす、生活の水準を少し上げる、貯金を増やすなど、選択肢がいくつかあります。増えた分をそのまま自分の自由なお金にするか、ふたりの暮らしに回すかは価値観によります。増えたときの方針を先に決めておくと、迷いにくくなります。
見直しの間隔も決めておく
特に変化がなくても、次のようなタイミングで定期的に見直すと、変化に気づきやすくなります。
- 年に1回(昇給や年収が確定する時期に合わせて)
- 確定申告のあと(自営業やフリーランスの場合)
- 同棲や引っ越しから半年、1年といった節目
カレンダーやリマインダーに見直しの日を入れておくと、忘れずに続けられます。
話し合いをこじれさせないために
- 「変えたい」と言い出しにくい空気を作らない。 収入の変化は誰にでも起こることです。言い出しやすい関係を、日ごろから意識します。
- 数字から話す。 「なんとなく負担が重い」ではなく、「手取りがこれだけ変わったので計算し直したい」と具体的に伝えます。
- 過去の分はさかのぼって精算しないことが多い。 「これから」の話にすると、話し合いが進めやすくなります。
よくある質問
収入が月によって変動する場合は?
直近の数か月の平均を、目安の手取りとして使う方法があります。変動が大きい仕事なら、毎月ではなく3か月や半年ごとにまとめて見直すほうが続けやすいです。
片方だけ収入が大きく増えた場合、分け方を変えるべき?
変えなければならないわけではありません。今のままでふたりが納得していれば、そのままで大丈夫です。気になる場合は、生活費の分け方ガイドで、ほかの分け方も比べてみてください。
ボーナスはどう扱えばいい?
月々の生活費の計算には含めず、別に考える家庭が多いです。貯金や大きな買い物、旅行など、目的を決めて使うと管理しやすくなります。貯金の考え方は同棲中の貯金のしかたも参考にしてください。
ふたりの負担額を計算してみる